農天気 小野さんの一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ【vol.6】

 

皆さま、こんにちは!
種まき事業部のませです。

秋野菜の植え付けも本番を向かえ、マイファームの全国の農園もどんどん秋らしい農園の風景に変わってきています!利用者様も今年はどんな野菜をつくろうか、と話している様子が季節の移ろいを感じ、とてもワクワクします。

でも収穫を楽しみにせっかく植えた苗を虫に食べられてしまっては悲しいですよね、、、そこで!今回の株式会社 農天気代表 小野淳さんの「一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ」では苗を虫から守る裏ワザをご紹介していただきました!

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第6回『植えたばかりの苗を虫に食われないようにするためには?』


※モンシロチョウの幼虫「はらぺこ青虫」の仕業です

秋の作付けも本番です。
春の作付けは多少遅れてもすぐに追いつくのですが、秋は作付けの1日違いが収穫日の1週間違いになるといわれる程、デリケートです。

今年はまた寒い日や雨の日も多く何とも調子の狂う感じではありますが、チャンスさえあればどんどん作付けていったほうがいいでしょう。

今回紹介するのは、作付けたのはいいけれど、虫にやられた!という誰もが経験する野菜づくりのあるあるを、農薬を使わずにどうしたら防げるか?の裏ワザです。まず作付けてすぐにやってくる虫をちょっと整理してみましょう。

1・植え付けた苗が株元からぽっきり・・・もしくは跡形もない
原因:ヨトウムシ・コオロギ・コガネムシの幼虫
2・発芽した白菜やダイコンの新芽の部分がえぐられたように無くなっている・・・
原因:シンクイムシ(メイガというガの幼虫)
3・植え付けた苗の葉が穴だらけ
原因:ハスモンヨトウ・モンシロチョウの幼虫


※シンクイムシは生長点をえぐってしまうので1匹でも生育に大きな影響を与える

これらの害虫を自然農薬やコンパニオンプランツなどで排除することはまずできません。
(できたという実例がありましたら是非教えてください)

苗の時点での被害は野菜の出来具合にてき面に影響しますから、ほとんどの農家が農薬を使うのは当然の営みといえるでしょう。最近の農薬はかなり検査や許可も厳しくなっているので健康的な問題が生じることはまずないといっていいと思います。

とはいえ、気持ち的に「農薬を使わずに栽培したい」という方が多いのは事実。
そこで私が有機栽培をしていたときに実践していたいくつかの方法を紹介します。

①なるべく遅く植える
気温が下がってくれば来るほど虫害は減ります。なので苗で植える場合は9月15日~20日ぐらいの遅植えギリギリまで待ってから植える。

②植える場所に透明マルチを敷いて太陽熱消毒する
作付け予定地にあらかじめ施肥などはしておいて透明マルチを敷きます。30度を超えるような気温の時に直射日光が当たると、マルチの中は60度を超える暑さとなり、虫は死滅するか逃げて雑草の種も死にます。低温時だと意味がないので注意ですが、カンカン照りの日が2,3日あればだいぶ状態が変わることでしょう

③ネットでトンネルする場合は裾を必ず土で埋める、不織布トンネルのほうが確実
ネットでトンネルするのは虫よけの定番ですが、虫たちは数ミリの隙間があれば中に侵入してきます。ネットがほころびていたり、小さな破れ目がないかよく確認してさらに裾はしっかり土で埋めましょう。しかしそれでも中に侵入していることはよくあります。②と組み合わせてより入りにくくするか、もしくはネットではなく不織布を使ってトンネルし裾をしっかり埋めると確実性は増します


と、3つ紹介しましたがそれでもやられるときはやられるものです。
知恵比べと思っていろいろ試してみるのも家庭菜園の醍醐味かもしれませんね。



\\今までの「農天気 小野さんの一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ」はこちら!!//
■第1回:『「マニュアルどおりにしっかり栽培」だけじゃツマラナイ』はこちらをクリック
■第2回:『夏場のトマトを長く収穫し続けたい』はこちらをクリック
■第3回:『夏から秋へ狭いスペースでうまく栽培品目を切り替えるには』はこちらをクリック
■第4回:『秋ジャガイモを失敗しないコツ』はこちらをクリック
■第5回:『ダイコンが「カツオの一本釣り」となる前に』はこちらをクリック

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文・写真  小野淳
㈱農天気 代表取締役 農夫
NPO法人 くにたち農園の会 理事長
東京・国立市を拠点に幅広く農体験を提供
著書「都市農業必携ガイド」(農文協)
監修・実演「菜園ライフ~本当によくわかる野菜づくり」(NHKエンタープライズ)
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