農天気 小野さんの一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ【vol.17】

 
皆さま、こんにちは!
種まき事業部のませです。

今回の株式会社 農天気代表 小野淳さんの「一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ」のテーマは『裏ワザ』とはちょっと違いますが、日本の伝統的儀式『新嘗祭について』です。小野さんの目線で見る『新嘗祭』のレポート、日本農業の歴史もわかり、とっても楽しい内容となっております♪

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第17回『日本農業の最重要儀式「大嘗祭」』

     ~次回開催は2019年11月23日(たぶん)~

今回の裏ワザは2年後に開催される予定のイベント情報です!
って何の話だよ。という感じですが。毎年11月23日に開催される「新嘗祭」(にいなめさい)を見学してきたのでそのレポートと、見学してわかった日本農業文化についてのお話です。


「野菜の宝船」ご存知ですか?

まあその名の通り、野菜でできた宝船なんですが、11月に開かれる農業祭や収穫祭などで展示されて、その後の配布会には長蛇の列ができるというイベントとなっているところが多いようです。

大きいところでは3,4mの宝船に白菜など20種の色とりどりの野菜が積み上げられます。総重量1トン超えるそうです。

また、築地などの青果市場では1月5日の初セリの際にやはり出品され10~20万円のご祝儀価格で競り落とされるという慣例があります。


こういった野菜宝船文化の総本山ともいえるのが代々木にある明治神宮
毎年11月23日に開かれる新嘗祭(にいなめさい)に合わせ東京都内各地の団体が宝船を奉納します。その数10隻。他にも全国各地から農林水産物の奉納品がされ展示されているということで見学に行ってきました。

明治神宮の宝船奉納は戦後まもない食糧難の頃に、景気づけの意味で昭和23年農林水産物品評会が開催。その後昭和29年には野菜宝船奉納の第1回目が開催されました。


現在では「勤労感謝の日」という祝日になっていますが長らく新嘗祭として日本人に親しまれてきた11月23日
新しく嘗めるというのは「新穀でおもてなす」という意味を持つそうで、五穀豊穣を神様ご先祖様に感謝して味わっていたき、自分たちもその後味わう、という儀式となります。

宮中でも最も大事な年中行事の一つとなっており天皇陛下がやはり新嘗の儀式を執り行っています。
さらに天皇の代替わりをして初めての新嘗祭を大嘗祭(だいじょうさい)といって前回開催されたのは1990年(平成2年)、次回の開催は譲位が予定通り進めば2019年の11月22日の深夜から23日の未明にかけて執り行われるはずです。

大嘗祭は7世紀から続いており日本農業の最大の収穫祭とも言えますね。
ちなみに天皇陛下は皇居内で稲作を、皇后は養蚕を自らされており、まさに神社と天皇は日本農業の象徴的な存在でもあります。


こうした文化にのっとって各地でも収穫祭や農産物の奉納がなされていたんですね。

都市で暮らしていると農業との接点は感じにくいものとなっていますが、勤労感謝の日は実は収穫祭が起源だった、、、となるとちょっと日本文化な感じが漂いませんか?

そして私は2019年開催予定の30年ぶりの大嘗祭がちょっと楽しみです。


\\今までの「農天気 小野さんの一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ」はこちら!!//
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文・写真  小野淳
㈱農天気 代表取締役 農夫
NPO法人 くにたち農園の会 理事長
東京・国立市を拠点に幅広く農体験を提供
著書「都市農業必携ガイド」(農文協)
監修・実演「菜園ライフ~本当によくわかる野菜づくり」(NHKエンタープライズ)
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