もうすぐ、冬野菜が収穫し終わった後の、土づくりのシーズンがやってきます。
マイファームの体験農園は「有機無農薬」がコンセプトですが、この厳密な定義とかは置いておいて。
年末に、マイファームが運営する農業大学、アグリイノベーション大学校の講師の方と話をしたときに、圃場での栽培技術を教える授業を大学校ではやっていて、それと、体験農園で伝える野菜づくりを楽しむための内容と、どこに線を置いてどう区切る方がよいのか、というところで、「野菜を育てるテクニックではなくて、土づくりをとにかく啓蒙していったらいいのではないか」という話に至りました。
土がよくできていれば、ある程度は放っておいても自然に野菜は育つ。しかも力強く。
だから仕事が忙しい方々や、なかなか畑に来れない人も、土づくりのタイミングで手を抜かずに、
しかも一気に短期でやるのではなくてじっくりとしかるべきタイミングで耕し、起して、堆肥を混ぜて、してだけいただければ、あとは自然に任せてもたいていはOKという。
それが楽しいことなんだという。
土ができていて、日々の手入れがよくできていると、畑の中での「雑草」と人が名づけて存在している植物も、野菜を育てるためのいい具合の背格好をして、共生をしてくれたりもします。
今年は個人的にも、種まき・植え付けや収穫に偏らず、手入れや種採りに力点をおいた野菜づくりの展開ができればと思っていますが、まさに、土づくりという畑のベースのお手入れですね。
マイファーム 種まき事業部 田村征士
