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野菜づくりレポート
2017.04.05

「未知と工夫を楽しもう!」市川おけど農園自産自消アドバイザーインタビュー

皆様、こんにちは!
マイファーム 種まき事業部のまつうらです。
本日は千葉県市川市にある、そんな「市川おけど農園」のアドバイザーのぱっとりさんに農園の魅力についてインタビューをしてきました!
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生き物たくさん!市川おけど農園



市川おけど農園で撮影された生き物たち。一番右写真がオケラ。土の上だとすごい勢いで潜ってしまうので、オケラの撮影は難しい。
まつうら:
ぱっとりさんは姉妹サイトのCropnetで市川おけど農園の魅力を発信してくれていますね!
野菜の投稿の他に、虫や鳥などの写真もたくさん投稿されていて、生態系が豊かな農園だなぁと思いながらいつも拝見しています。
ぱっとりさん:
はい、そうなんです!市川おけど農園は生き物がたくさんいます!
野菜の害虫を食べてくれるクモ、テントウムシ、カマキリはもちろん、たまに、カエルやカナヘビ(トカゲのような生き物)を見かけることもあります。畑を耕していると、モズが冬眠する虫をついばんだりする貴重な様子も観察できます。
この間は、オケラも発見しました!
まつうら:
オケラですか!「手のひらを太陽に」の曲でしか聞いたことがありません!笑
ぱっとりさん:
私も初めて見ました!子供の本で見ていたので、オケラ自体は知っていましたが。オケラは本来、水分を多く含む多い土地で見かけるみたいなのですが、市川おけど農園は水はけのよい土質なんですよ!

市川おけど農園の野菜栽培



市川おけど農園でグングン育つ野菜たち
まつうら:
土の話が出たので、市川おけど農園の土質について教えてください。
ぱっとりさん:
土質はすごく良いです!柔らかくて、ふかふか。畝(うね)立てもしやすいです。野菜もよく育ちます。農園の日当たりが良い要因もありますが、去年は、トマトやスイカ、カボチャ、サツマイモなど、水はけの良さを好む野菜たちがたくさん育ちました。それとは反対に、ニンジンなど、発芽に水分を多く必要とする野菜の発芽が良くないですね。工夫が必要です。
まつうら:
市川おけど農園では、どんな野菜を育ててきましたか?
ぱっとりさん:
空き区画を利用して、現在、ジャガイモ、トウモロコシを育てています。冬はスティックブロッコリーやダイコン、ハクサイを育てていて、こちらはご利用者様におすそ分けしたりしていました。
去年、一番採れたのはスイカです。あまり育たないかなと思って、10本植えたのですが、調子よくゴロゴロできました笑。なので、最終的には、「この株にできたスイカはあなたのもの!」みたいな感じでご利用者様にたくさんあげちゃいました。

大豊作!スイカやカボチャ
ぱっとりさん:
採れたてのスイカのみずみずしさは、スーパーのスイカとは全然違いました!
甘さは、スーパーで買ったスイカの方が甘い個体もありましたが、甘くなくても、本当にみずみずしいので、「美味しい水」としても、スイカを楽しめました笑
実は、このスイカなんですが、3分の1くらいは、スーパーで食用として買ったスイカの種を植えたものなんです。スイカだけではなく、実は去年はカボチャ、メロンも食用の種から育てました。
カボチャはしかも、メキシコ産。子供が好きなカボチャの品種なんです。挑戦してみたら、うまくいきました。
まつうら:
食用の種からですか!?育つんですか!?
ぱっとりさん:
すくすく育ちましたよ!メロンは台風でやられてしまいましたが。

未知と工夫を楽しもう!市川おけど農園の今後



冬のサツマイモ掘り、ひょうたんランプ作り、芋づるリース作りなどぱっとりさんならではのユニークなイベントも目立つ。農園で育てたトウモロコシでポップコーンイベントも実施。
まつうら:
市川おけど農園を今後、どんな農園にしていきたいですか?
ぱっとりさん:
今年も、食用から採った種の栽培に挑戦してみたいです。また、去年のスイカの種は今年も育てる予定です。縞模様のスイカができるのか、黒いスイカができるのか。予測がつきません。でもそれが面白いです。
まつうら:
自家採取の場合だと、次世代の種は全く姿形が異なるといいますもんね。中身が赤いスイカにならない可能性も…それはさずがにないか笑
ぱっとりさん:
利用者さんも、自分で考えて、自分で試してみる方が多いです。針金とペットボトルで、独自の鳥よけを立てている方もいらっしゃいます。この間びっくりしたのが、スーパーで買った根付きのパクチーの根を植えた利用者様がいらっしゃいました。どうなるのかなと思っていましたが、しっかりとパクチーの葉が出てきました。
あと、キンカントマト(※1)も育てたいと思っています。去年農園で育てたキンカントマトと、マイファームニュースレターの付録(※2)でもらったキンカントマトの種、両者、微妙に苗の様子が違うんです。去年育った環境の情報が種に刷り込まれているのかな?
今後どう育っていくのか、とっても楽しみです。
※1 日本の野生のトマトの血を引き継いでいるという、稀有な品種。関西を中心に愛好家が増えている。詳細はFacebookページキンカントマト物語を参照。
※2 マイファームニュースレター:月々の野菜の栽培情報、旬のレシピなど、農園利用者様に毎月お送りしている冊子。固定種の種の付録がついている。
まつうら:
興味深いですね。私も楽しみです!
ぱっとりさん:
市川おけど農園は、いろんな実験をしている、実験農園です!と言ってしまってもよいかもしれませんね。笑
まつうら:
ありがとうございました!
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いかがでしたでしょうか?
野菜作りの様々な挑戦を楽しんでいる、ステキなアドバイザー、ぱっとりさんと野菜作りに挑戦してみたい方は、ぜひ一度市川おけど農園に遊びに来て下さいね!!
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市川おけど農園:https://myfarmer.jp/farms/180/
JR総武線、都営新宿線の本八幡駅からバスで一本。東京都からもほど近い千葉県市川市にある農園。
区画数が他の農園と比べて少なく、農園全体をパッと見渡せるので、子供がどこにいてもわかると、小さなお子様がいるお母様に好評。
コンビニは2件隣り。スーパーも近いので、お買いものにも便利な立地です!
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