体験農園マイファーム

ほうれん草、春菊、スナックエンドウの種まき~定植まで│つくる通信の種を育ててみよう⑧

ほうれん草、春菊、スナックエンドウの種まき~定植まで│つくる通信の種を育ててみよう⑧

こんにちは、寒吉です。キンコンカン♪
(「キンコンカン♪」に意味はありません。合言葉です。)

つくる通信」2021年11月の付録の種、「ほうれん草」「春菊(菊菜)」「スナックエンドウ」の種が、10月30日に届きました。

今回は、この3つの種の種まき~発芽~定植までの様子です。

■種まき~発芽まで

11月1日に3つとも種まきをしました。

その後、11月7日(種まきから7日目)に、ほうれん草が発芽。
それから2日後の11月9日(種まきから7日目)、春菊とスナックエンドウも発芽しました。

発芽率は、下記のような形でした。

ほうれん草:13粒/20粒=65%
春菊:9粒/20粒=45%
スナックエンドウ:5粒/6粒=83%

その後11月24日になり、スナックエンドウとほうれん草の苗は植え時になりました。
春菊は、まだ小さいですね。


↑ 11/24 スナックエンドウ


↑ 11/24 ほうれん草


↑ 11/24 春菊

■発芽率について

「つくる通信 2021年冬号」によると、発芽率はそれぞれ

・スナックエンドウ 80%
・春菊 60%
・ほうれん草 75%

と書いてあるのですが、これより発芽率の低いのが気になるところでもあります。
まあ、固定種で種の加工がしてないのでこんなものかなあ、と言うところです。

もともと、春菊の発芽率は低いです。

スナックエンドウは、6粒のうち1粒の発芽がありませんでした。誤差のうちでしょうか。

ほうれん草の種は、種の選別にどうかなあと思うところもありますが、低温期でもあるので発芽率はこんなもんかな。

ほうれん草の種は、発芽を揃えるために種の加工がしてあることもありますが、今回送られてきた種は未加工のものでした。
他方スナックエンドウには、種の薬剤処理がしてありました。スナックエンドウは、発芽時に種が腐ることがあり、その対応でしょうが、気になる人は種を水洗いしましょう。

■スナックエンドウのあれこれ

そうそう、今回送られてきたのは「スナッエンドウ」です。よく見かけるのは「スナッエンドウ」です。

どちらも同じ品目で、一応、業界では「スナップエンドウ」に統一することになっているのですが、種苗会社の意地の張り合いなんでしょうね、タキイ種苗は「スナップエンドウ」と、サカタ種苗は「スナックエンドウ」と呼んでいます。

今回、スナックエンドウ、ほうれん草、春菊の種まきをしたのは、11月1日でした。

スナックエンドウの種まきはこの日でいいと思います。小さな苗のまま、冬を越さすのがコツです。
小さな苗は寒さに強いです。

で、徒長苗(ひょろひょろ苗)はいけません。節間が伸びすぎていて冷気に当たりやすく凍えてしまいます。枯れます。
冬野菜は、もともと寒さには強いものです。その特性を十分に引き出して育ててやりましょう。

冬越しの野菜の種まきの日は、ピンポイントです。

当地域(京都府北部)では、玉ねぎなら種まき日は9月17日、ソラマメなら10月15日、エンドウなら11月1日、と決まっています。

上の写真の、グリーンポットのエンドウが、植え時の順調な苗です。

レッドポットの苗は、種まき時期が早いか、暖かいところで育ったか、ポット苗が密に置かれ水のやり過ぎか、影に置いてあったかでしょう。
徒長苗(ひょろひょろ苗)で節間が長すぎます。節間の長い苗は寒さに弱いです。

植えないのが一番いいのですが、これしか手に入らない場合は2節を残して切ってしまい、植えて、脇芽を育てましょう

まあ、そんなことをせずに植えてほっといてもいいですよ。
脇芽は出てくるでしょうから、それなりに育ちます。

■畑に苗を定植

12月1日、マイファーム西山農園内の私の区画に、苗を定植(植え付け)しました。


↑ 12/1 スナックエンドウ


↑ 12/1 ほうれん草


↑ 12/1 春菊

春菊は霜に弱いのですが、防寒は燻炭(くんたん)のみとします。

再度になりますが、冬野菜は、もともと寒さには強いのです。
その特性を十分に引き出して育ててやりましょう。

たくましく育て、冬野菜たち。

寒吉