【間引き編】子ども食堂×みどり平手農園:地域協力のコラボイベントレポート
目次
こんにちは。 農園アドバイザーの古山です。
先日からご利用頂いている、子ども食堂さまとのコラボ企画の徳重大根栽培。
📝栽培記録📝
9月に種まきした徳重ダイコンは、1週間もしないうちに芽がでて・・・🌱
子ども食堂のスタッフ様から歓びの声と共に『次の作業はなんですか??いつやりますか?』との嬉しいお問い合わせがありました。
大根の種を撒いてからの次の作業は【間引き】です。
発芽した中から大きく元気なコ1つに選抜していきます。せっかく出た芽を摘んでしまうなんてもったいない!という気持ちになりますが、間引きをしないと満員電車状態です🚃
満員電車の中に乗るのは誰でも心理的に嫌と感じる方が多いはず。
ガラガラの電車の中でわざわざ隣同士になる様に座りに行かないのと同じく最適な距離感を作ります。
ぎゅうぎゅう状態からお互いの最適な心地よい距離感になるように減らして、のびのび成長してもらうために行います。
いまは情報化社会でたくさんの考え方もあります。
栽培方法も必ずしもこれが絶対!という事ではありませんが、
今回は私が農園でお客様にお伝えしている大根栽培のポイントを書きます。
読んでくださっている皆様の自産自消のお力になれたらうれしいです。
■大根の間引き方法
ポイント①:タイミング
お互いの葉が影を作る時には間引きする。
・一般的には本葉が出てきてからの間引きタイミングですが、例えば種を近くに植えすぎてしまい双葉同士が当たる場合は早めに間引きするケースもあります。
・最初に出てくる丸い葉っぱが子葉、後から出てくるギザギザした葉っぱが本葉。
ポイント②:一度に1つにしない
3回に分けて3本から2本へ減らし、最後に1つに絞る間引きをします。
理由は子ども達のかけっこってスタートが早い子もいればゴール付近でダッシュかける子もいます。誰が一番でゴールするか、スタート直後だけの状況ではわからない。それと同じで間引きも生育少し遅めなだけで後から大きくなる子もいますのでなるべく長く残して様子をみます。
ポイント③:元気なコを残します
・徒長してるもの
・虫食いしているもの
・葉の形や色が異なるもの
を選んで間引きます。
ポイント④:引っこ抜かない!
ついつい引っこ抜いてしまいますがハサミでチョキンでやっています。
理由は土の中では『間引きするもの』と『残すもの』との根っこが広がってお互いに重なっていることがあります。
その場合、引っこ抜いて間引きをすると残す方の根をも引っ張られ、傷が入り弱くなることがあるからです。
↑ハサミでちょきん!
以上が大根栽培の間引き作業ポイントです。
間引きと同時に、地域野菜の大高菜も種まき。追加で新たな区画をお借り頂き、子ども食堂さんの野菜作り、さらにさらに盛り上がっています!!
次回のブログでは「【番外編】子ども食堂さん栽培区画拡大!玉ねぎ栽培のスタート」についてです。お楽しみに!