2026年4月 季節の種ブログ vol.4 土垂(里芋)
目次
土垂(里芋)2個

サトイモ科サトイモ属
発芽適温:25~35℃
生育適温:20~30℃
植え付け時期:4月中旬~5月中旬
収獲時期:10月下旬~11月下旬
※中間地:東北・北陸を除く本州地域
品種「土垂(どだれ)」の特徴
関東を中心に全国で最も広く栽培されている、里芋の代表的な品種。粘り気が強く柔らかで煮崩れしにくいため、煮物・汁物に最適。コロンとした楕円形で、子イモ・孫イモを主に食用とする。
◆ 畑の準備
・一条植えの場合は畝幅30cm、二条植えの場合は畝幅60〜80cm
・株間50〜60cm、深さ20cmを目安に植えつける
・サトイモは、肥沃で湿潤な畑や、転作田などでの栽培が向き
・乾燥に弱いので、作付け場所に注意して栽培する
・弱酸性土壌を好むので、畑の状況にもよりますが、アルカリ質(苦土・石灰・牡蠣殻など)の肥料を施すのは避けた方が良い
マルチの有無で植え付け方が異なるので、それぞれ紹介します。
マルチなしの場合
・一条植えで行う
・畝に深さ20cm程度の植えつけ溝を作り、株間50〜60cmで種イモを置いたら、土を被せて畝を整える
マルチありの場合
・マルチは「白黒マルチ」がおすすめ。黒マルチは梅雨明け後の猛暑・水不足でマルチ内の温度が上がりすぎ、根や塊茎を傷める恐れがある
・一条植えの場合は株間40〜60cm
・二条植えの場合は株間・条間ともに40〜60cmのちどり配置
・深さ15〜20cmに植えつける。
◆ 管理と収獲
・マルチなしの場合は、出芽後にこまめに除草し、2〜3週間に一度を目安に土寄せを行う。
・マルチありの場合は、芽がマルチに当たって出られないときは手で外に誘導(芽出し)。株元の除草もこまめに。
・10月上旬〜下旬に試し掘りをして、肥大が十分であれば収獲。
・霜が降りて茎葉が枯れた後も収獲は可能。


◆ コンパニオンプランツ
ショウガ・エダマメとの相性が抜群。
ショウガ :サトイモの葉が程よい日陰をつくり、乾燥を防いでくれる。株間を80〜100cmと広めにとり、その間にショウガを植える。
エダマメ(ダイズ): マメ科の窒素固定がサトイモの生育を助けてくれる。早生種は収穫後に空いた場所を放置すると、草が繁茂するリスクがあるため、中生(6月播種→8月収穫)や晩生(7月播種→9月収穫orダイズとして10~11月収穫)がおすすめ。
◆ 種イモの保存
サトイモは8℃を下回ると劣化してしまうため、保存には少し工夫が必要。主に3つの方法がある。
① 作付け地にそのまま残す 茎葉が完全に枯れた後、黒マルチを張って地中に保管。地中は外気より温度が高く保たれるため、種イモの傷みを抑えられる。
② 発泡スチロールで保存 籾殻を2cm程度敷いて霧吹きなどで十分に湿らせ、土つきのまま種イモを並べたら隙間を籾殻で覆い、再び湿らせる。室内の日当たりのある場所で保管。
③ 米袋・コンバイン袋で保存 ②と同じ方法で、米袋や稲作農家さんがよく使うコンバイン袋を活用。

