いきものコレクションアプリBiomeを体験農園で使ってみた①
「まずは名前を知ること、それが1番だいじ~♪」
皆さん、こんにちは!マイファームスタッフの工藤です。
さてこの夏、マイファーマーの皆さんはどのような生き物との出会いがあったでしょうか?
「ウリハムシやハスモンヨトウはもう見たくない!」だったり、受粉を手伝ってくれるハナバチ類を応援したり、「新種かも!?」と初めて見る生き物との遭遇もあったのではないかと想像しています♪
(ウリ科の害虫ウリハムシ)
(まさに夜盗!食欲旺盛ハスモンヨトウ)
生き物の名前を知ること
私は大学で昆虫分類学という学問を専攻していていました。分類というと難しいですが、「新種に名前を付ける」というと皆さんアレね!と理解して頂けるのではないでしょうか。
なぜ、名前をつけるのか?それは、人間は名前がついてないと「その生き物を認識すること」や、「正確に伝えること」が難しいからです。
たとえば、「きゅうりの葉っぱによくいる、オレンジ色の1㎝くらいの、足が6本あって飛ぶ生き物が大量発生して困ってる」と本人はウリハムシのつもりでも、ある人は大きなアブラムシだと認識してしまったり。そうすると、対策をするにも一苦労です。
これは人間関係でも同じですよね?たとえば、「このタレントさん素敵だな」とテレビやSNSで感じても名前がわからなければ、その後の「推し活」もできません。また親友やパートナーとなる人とも、名前と本人を結びつけることから関係がはじまったのではないでしょうか?
だからこそ初対面の人とはまず自己紹介をしますが、初めて見る生き物にも同じように「名前を調べる」ことで関わりができ、新しい発見や楽しみが広がります。
名前がわかる便利なアプリ「Biome(バイオーム)」
でも生き物の名前を調べるのって中々難しいですよね?そんな時に便利なのが、「Biome(バイオーム)」アプリです。
スマートフォンで撮影した写真から、簡単に生き物の名前や種類を調べることができるこのアプリを使えば、農園での自然観察がさらに楽しくなること間違い無しです!
いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」
現実世界(リアル)はゲームよりも面白い!
出会った”いきもの”を集めて世界を冒険しよう!
Biomeは最新の生物名前判定AIを備えているだけでなく、『図鑑』『マップ』『SNS』『クエスト』など、いきものにまつわる様々な機能を備えています。このアプリを使って、今まで何気なく見過ごしてきた身近な生きものたちに目を向けてみてください。きっと現実世界がゲームのように面白くなるはずです。
※ アプリは無料・広告なしでご利用いただけます。ただし通信料等は別途かかります。
名前を知ったことではじまるエピソード
あるWEB会議のおり、「早速子どもとバイオームつかってみたよ!」と同僚が1枚の写真と一緒に報告をしてくれました。お子さんがゲットした昆虫は「コスズメ」、その後も「父ちゃんこれ調べてー!」とアプリを使ってどんどん新しい生き物と知り合いになってるそうです。最近はオオホシカメムシがお気に入りなんだとか。
(はらおかさんのお子さんがバイオームでゲットした昆虫たち)
そんな微笑ましい話に、私も最近スズメガの仲間でクロメンガタスズメを足立農園の近くで見つけた事を思い出しました。
(足立農園の近くで見つけたクロメンガタスズメの死骸)
メンガタスズメの仲間はその名の通り、人の顔のような模様が特徴的なガです。アカデミー賞5部門を受賞した映画『羊たちの沈黙』ではポスターやストーリーで重要な存在になります。会議出席者のうち誰か一人はメンガタスズメをイメージできるだろうと思い、「あの映画のポスターになっているガですよ」と発言するも誰1人として『羊たちの沈黙』すら知らなかったという衝撃の事実が判明!笑
ちょっと怖い映画ですが、農園スタッフの皆さん見てみてください!次は映画トークしましょう♪(※会議で雑談ばかりしているわけではありませんのであしからず!)
というわけで生き物の名前を知ることで、思わぬ会話や新しい発見が生まれることがあります。単なる昆虫の名前から映画や文化の話題に発展するなんて面白くないですか?
バイオームアプリを使って、生き物と「知り合い」になることから広がる楽しさを「とっておきの野菜作り」と一緒に体験してみてください♪
マイファームのグリーン未来活動について
体験農園マイファームは、自然や地球とともに幸せに暮らせる未来を目指しています。
そのために、生物多様性・環境循環・防災対策・交流を軸に、
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