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野菜づくりレポート
2018.04.03

農天気代表 小野淳さんの『農』天気ブログ/手ごわいミニ害虫を一気に防除できるスゴ裏技

キスジノミハムシ&アザミウマ&ハダニ・・・


手ごわいミニ害虫を一気に防除できるスゴ裏技



※ビニールトンネルの中でぬくぬくと美味しそうに育つ水菜とホウレンソウに奴が・・・
 
ついに4月に入りました。
今年は暖かくなるのが早いように思います。
2月末ごろにまいた葉物がちょうどぐんぐん育っています。
まだしばらく日中は暖かで過ごしやすく、雑草もむしろかわいいぐらいのもので家庭菜園nにとってはいい時期が続きそうです。
しかし害虫はというと、この時期すでに気になり始めるヤツがいませんか?
 

こいつ!



※キスジノミハムシ、最近のiphoneはホントよく小さいものも撮れますね
 
発見し、やっつけてやろうと手をのばしても素早く跳ねて視界から消えます。
その跳ねる様子と背中の模様から着いたその名は
 

キスジノミハムシ 


 
黄色い筋模様があって跳ねる葉を食べる虫・・・というそのまんまの名前ですね。
やたら小さいので発見が遅れることもしばしばですが
アブラナ科の双葉にこんな食い跡が見られたら要注意です。
せっかく可愛く発芽した双葉を穴だらけにしてしまいます

※被害初期、このぐらいならカワイイものですね
 
しかも幼虫は土中で育ち根を齧るため、大根やカブなどは結構なダメージを受けます。
今の時期は見つけやすいのですが実際に繁殖するのは6~8月がピークでこの頃に成長するものは甚大な被害を受けることもしばしば。
 
化学農薬を使えばてきめんに効果があるものも多いのですが、

ここは家庭菜園向きの化学農薬を使わない防ぎ方について紹介します。


 
虫害を防ぐポイントは
 


  1.  予防




  2.  発生後の対処




 
に分けられますが、被害が大きくなって初めて気づくことも多いですよね。
しかし大概その時点で対処してもほぼ効果は見込めません。
あらかじめ害虫が繁殖しにくい環境をととのえ、早期発見、早期対処がとくに有機栽培では重要です。
 

キスジノミハムシの予防



  1. アブラナ科の連作、残渣の放置をしない

  2. アブラナ科雑草をマメにとる(ぺんぺん草など)

  3. 8mm以下のネットで多い裾は土で埋める


 
といったところですが、まあそれでも付くときは付きます。
そこで発生したのちの対処なんですが、通常は
 

発生後の対処



  1. 天然由来農薬(JAS有機で認証を得た化学物質を使わない農薬など)を使う

  2. 黄色い防除用粘着テープを立てる(ホームセンターで買えます)


 
ぐらいなもので、こちらも軽減はできるがもうちょっと根本的な防除を考えたいところ。
そこで今回紹介するのが、コロンブスの卵。
誰でも家庭で備えている備品を武器にします。
 

これ!


 

掃除機のハンディバージョン


(先っぽはもちろん尖ったノズルを装着)


家庭菜園ならではの家庭の備品を使ったお手軽防除です。
なにせ奴らは近づくと跳ぶので好都合。野菜をなでるように吸い取っていくとどんどん吸収されていきます。多少葉が痛むこともあるので加減は必要ですが、何日かやっていれば圧倒的に数が減るのは間違いありません。
 

※葉をなでるように吸い取っていきます。
これから暖かくなるにつれさらに繁殖していきますのでお試しください。
タイトルにある通り、ほかの虫にも効果的です。アブラムシにもある程度は効き目あるでしょう。
 

ということで今回は久しぶりに裏技っぽいネタでした。



※こんな風にビニールに集まって留まっているときなんて一網打尽ですよ!
 
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文・写真  小野淳
㈱農天気 代表取締役 農夫
NPO法人 くにたち農園の会 理事長
東京・国立市を拠点に幅広く農体験を提供
著書「都市農業必携ガイド」(農文協)
監修・実演「菜園ライフ~本当によくわかる野菜づくり」(NHKエンタープライズ)
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