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番外編。畑の「竹杭」のつくり方│『つくる通信』付録の種を育ててみよう⑦

番外編。畑の「竹杭」のつくり方│『つくる通信』付録の種を育ててみよう⑦

こんにちは、寒吉です。アタオコロイノナ♪
(「アタオコロイノナ♪」に意味はありますが、合言葉です。)

今回は、番外編です。
前回のブログでは完成した畑を紹介しましたが、そこで外枠に使った「竹杭作り」について。

※前回のブログはこちら
畑が完成!水菜・チンゲンサイ・小カブの苗を定植しました│『つくる通信』付録の種を育ててみよう⑥


↑前回完成した畑。竹杭を外枠に使った

ちなみに、畑の畝の外枠を作るのに、竹杭を使おうとすると、手間がかかります。
ホームセンターのガーデニングのコーナーへ行くと、「波板(なみいた)」とか「土留め」とか言って各種取り揃えてあり、お好きなものでどうぞ。
板でも出来ますよ。

小さな畑では、畝に枠を使うと、畝の有効利用ができます。
畝の裾の傾斜部分がなくなり、植える面積が広くなるからです。

手間がかかりますが、今回は竹杭をつくることとします。

街の人にとってはあまり身近ではないかもしれませんが、私のような里山で暮らす者にとっては、竹は身近な材料です。
あるものを工夫して使うのが、「自産自消」の心得と考えております。

■山から竹を切り出す

まず、山から竹を切り出します。

竹林から竹の切り出しをするのは、危険が伴います。総じて山の傾斜地は怖いです。

私、腰痛もちです。

傾斜地に生えている竹を切る時に、足場が悪いので、足場を確保するのに注意が要ります。
竹を切り竹が倒れる時に竹の切り口が裂けて跳ね返るのが危ないです。
跳ね返った竹が体に当たると軽傷では済みません。


↑竹の切り出し(10/27)

竹を切り出して、洗浄します。


↑ケルヒャー洗浄機

■竹を割る

太い竹は4つに割ります。細い竹は2等分です。

竹は「木元竹先」と言って、竹の先の方を上にして立て、刃先を当てると綺麗に割れます。
逆に刃先を当てると、ささくれ立って割れてしまいます。竹の素性がそうなっています。

木は逆です。元の方を上にして刃先を当てます。


↑竹の玉割り


↑竹を割る


↑竹を4つに割る

■割ったあとの細かい手入れ

これからの作業が手間ものです。
まず、割った竹の中にある「節」を落とします。そして杭の頭の角を落とし、竹先を整えます。


↑中節を落とす


↑杭の頭の角を落とす


↑杭先を尖らす

そして、全ての角の「面取り」をします。


↑杭先の面取りをする

この「面取り」が、意外と時間がかかるのです。
でも、ここで手を抜くと、ささくれ立った面が残りトゲがささります。トゲが刺さると小さな怪我ですが、とても痛いです。

丁寧に鉈で面取りをします。

…そんなこんなで、竹杭が約200本出来ました。
これで、畝の外枠分は足りるでしょう。


↑ひょうたん島

上の写真は昔、私が竹杭を使ってつくった「ひょうたん島の形の畑」です。
イベント用には、こんなひょうたん島も、いかがですか。

寒吉