【2023年体験農園日誌】1月の様子を覗いてみよう!
【2023年】体験農園日誌
- こんにちは!
- さて、今回はマイファーム体験農園の雰囲気や管理作業についてこの時期はどんな様子なのか少しご紹介させていただきます!!
- 皆さんご存知の方も多いかと思いますが、この時期の畑は寒さや日の短さから植物の成長も抑制されるので体験農園では農作業の閑散期になります。
- なんだ、閑散期なら見るものも作業も何もないじゃないか!と思うかもしれません。
- しかし!実はこの閑散期こそが野菜収穫のためにとても重要な時間で、かつ畑の魅力に取り込まれる時期でもあるのです!
- また、春先に収穫となる作物に対しては、管理のやり方によって大きく左右する部分があるのでとても大事になってきます!
- それでは、農園の様子を少し覗いてみましょう!
- 【雰囲気】
- この時期の農園は写真の通り、霜が降りている農園も多くあり、かなり冷え込んでいることが分かります。
- 【冬場の野菜管理作業】
- こちらの農園では10月頃に定植し、4月~6月頃の収穫になるエンドウやイチゴなどに霜除け対策として不織布を被せています。この寒さ対策をしないと、折角育った苗が寒さにあたることで枯れてしまう原因にもなります。
- 【冬野菜の収穫】
- また、12月~1月は秋口に定植を行った秋冬野菜の収穫時期にもなります!!今年度の秋冬野菜は写真のような野菜が各農園で収穫できていました!栽培する地域、人が違えば、栽培する作物、作物の育ち方もそれぞれ!他の人の畑を見て楽しむこともヒントを得ることもよくあり、それが体験農園の良さでもあります!
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【土づくり】
- そして、冒頭お伝えした野菜栽培に重要な時間が閑散期の中にあるということですが、それは、「土づくり」です。マイファーム体験農園では、野菜などを収穫した後の葉、茎、不可食部にあたる部分を区画内で循環することをお勧めしております。残渣置き場の設置もしておりますが、区画内で収穫したものというのはその土地の栄養を吸い上げてできた生産物に当たります。なので、自分の区画の土の栄養を外に出さないためにも区画の中でリサイクルすることをお勧めしているということになります。それでは実際に小さな区画でどのようにリサイクルしているかというと、いくつかやり方はありますが、1つご紹介いたします。
- 1.収獲し終えたあと、1、2週間程度区画内で乾燥させます。
- 2.区画内で通路として利用している部分を深さ15~20cm程度掘ります。
- 3.掘った後に葉や茎などを出来る限り細かくハサミで切り、1~3cm程度の厚みになるようにばらまきます。(分解が遅くなるので厚くなりすぎないように注意!)
- 4.その上に、あれば米ぬかや牛糞堆肥、掘った土を少し戻して軽くかき混ぜます。
- 5.すべて土を戻し完成!
- これは、どのように分解されるのかというと、土の中には多くの微生物がいます。その微生物が、野菜くずとなった植物を分解し、土に返している段階になります。冬場は寒いので微生物の分解はゆっくりですが、温かくなるにつれて分解が進み、半年ほどたつと刻んだ野菜の大きさにもよりますが、ほとんど分解されてます。
- 他には、通路を移動しないということを原則として、その上にそのまま野菜くずをばらまき、防草かつ、循環という形で行っている方もみえます。
- 今回は区画内の通路での土づくりを主にご紹介しましたが、土づくりを行うと野菜栽培に合った土質へとだんだん改善されていき、やわらかく、水はけも良く、栽培しやすい環境になっていきます!
- 詳しくは担当農園のアドバイザーに是非土づくりについて聞いてみてください!
- 土づくりは、追求していくと微生物、発酵などかなり深い話につながるので、発展して農業の勉強をしてみたい!興味ある!という方は是非アグリイノベーション大学校もご確認してみて下さい!
- ☆マイファームYou Tube: https://www.youtube.com/watch?v=QGCnQ1oTEnw