
ですが、そういった媒体が取り上げたい(作られた)イメージと、実際の体験農園のシーンが一致しないこともしばしばあります。
・鍬やショベルを使って、みながダイナミックに汗をかきかき耕して土づくりする
・ご家族が、お友達がグループでやってきて、ワイワイ野菜を植えつけている
・収穫物で、カバンや袋にいっぱい採れたものを持って帰る
耕す作業は実際には少数で効率よくやった方が進みがよかったり、野菜を植えつけ始めたら5分程度の作業だったり、マメな来園をされている方ほど1回の収穫にはそれほど量が多くなかったり、、
もちろん、私たちの活動がきっかけはどうあれ、まだ触れたことがない人たちに情報として届けられるチャンスであるので、一生懸命対応をします。
よく考えてみると、この体験農園のサービスを提供して運営していくには、様々な登場人物のそれぞれの思いと利害関係にも寄り添いながら、「満足度」を高めていく必要があります。
一年間野菜づくりを楽しむ利用者(それも、複数年を経験されている方とビギナー)、1日限りのイベントを楽しまれる参加者様、もちろんですが農地の地主・オーナー様、携わる企業や団体の方々、私たちスタッフと従業員、そしてメディアの方々。
それぞれの期待や希望に向き合いながら、土と野菜を通して魅力的なシーンを生み出していく、本当に奥が深く面白いサービスだと思いながら、来るべき足音聞こえる春を迎えたいと思います。
マイファーム 種まき事業部 田村征士