体験農園マイファーム

農天気 小野さんの一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ【vol.7】

農天気 小野さんの一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ【vol.7】

皆さま、こんにちは!
種まき事業部のませです。
今回の台風はゆっくりとしていましたが、みなさま影響はありましたか?植えたばかりの秋野菜の苗が心配で、今朝マイファームの農園を巡回しましたが、台風後の日差しを受け、活き活きとしている姿を見て感動してしまいました。
まだまだ秋野菜の作付けシーズンは続きます!そこで今回の株式会社 農天気代表 小野淳さんの「一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ」では夏野菜を秋に楽しむ裏ワザをご紹介していただきました!
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第7回『今からでも遅くない!?エダマメ・トウモロコシ・ズッキーニ』


今まさに秋冬作の作付けシーズンですね。
繰り返しになりますが9月中の作付けが基本ですので、くれぐれも遅れないように作付けましょう。
とか言いながら、私自身もこの時期、畑でのイベントが毎週続く上、9月下旬出版予定の「新・いまこそ農業」(イカロス出版)の仕上げに追われていて作業が追い付いておりません・・・
このムック本ではマイファームについてや、アドバイザーさんの紹介なども掲載されています。「農ライフ」を楽しみたいすべての方々向けの情報が満載ですのでお楽しみに。
さて、今回は秋冬作の盲点について触れたいところです。みなさん秋冬作の一般的な品目を思い浮かべてください。
大根・白菜・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・水菜・小松菜・ラディッシュ・チンゲンサイ・・・定番中の定番でありますが、ふと思いませんか?
「全部アブラナ科じゃん!」
他にもサトイモ・サツマイモ・ニンジン・秋ジャガ などもありますが。秋冬作のアブラナ科率は相当なものです。
市民農園を見渡しても7・8割はアブラナ科で占められているのはないかと思います。
実際のところ日本の秋冬の食はアブラナ科とともにあるといっても過言ではないですね。漬物や切り干し大根など貯蔵性にも優れています。
しかし!私たちのわがままボディはもはや、純然和食では物足りないというのも正直なところ。
アブラナ科じゃないものも食べた~い。というあなたにおススメなのが。。。
「初夏野菜を秋に育ててしまう」です。
近年特に秋の気温が高めになってきています。
私も去年最後に収穫したズッキーニは11月20日。(クロップネット便利ですね!)
☆栽培の記録ができる!【cropnet】とは??小野さんのクロップノートはこちらをクリック
しかし昨年は11月25日に観測史上初の積雪があり。カチンコチンのズッキーニアイスになってしまいました。そうでなければもっと行けたかもしれません。
他にも初夏野菜で栽培できるのはエダマメ・トウモロコシ。


※昨年の小野のクロップノートより
本当は8月末ぐらいに種播いておけばちょうど9月中旬作付けでいい感じなのですが、ネットショップをみると今でもちゃんと苗売っています。
最近はホームセンターでも秋作用の時期をずらした苗が売っていたりするのでのぞいてみてください。
そんなわけでアブラナ科以外の秋作も楽しんでくださいね!
\\今までの「農天気 小野さんの一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ」はこちら!!//
■第1回:『「マニュアルどおりにしっかり栽培」だけじゃツマラナイ』はこちらをクリック
■第2回:『夏場のトマトを長く収穫し続けたい』はこちらをクリック
■第3回:『夏から秋へ狭いスペースでうまく栽培品目を切り替えるには』はこちらをクリック
■第4回:『秋ジャガイモを失敗しないコツ』はこちらをクリック
■第5回:『ダイコンが「カツオの一本釣り」となる前に』はこちらをクリック
■第6回:『植えたばかりの苗を虫に食われないようにするためには?』はこちらをクリック
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文・写真  小野淳
㈱農天気 代表取締役 農夫
NPO法人 くにたち農園の会 理事長
東京・国立市を拠点に幅広く農体験を提供
著書「都市農業必携ガイド」(農文協)
監修・実演「菜園ライフ~本当によくわかる野菜づくり」(NHKエンタープライズ)
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