行灯ナイトやってきました。
11月3日は「文化の日」。
農の文化的な面を大事にするのが「自産自消」ということで、新しく大阪箕面市にできた箕面今宮農園にて、行灯ナイトをやってきましたよ。
今回はその様子をレポート!!
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WHAT IS ”ANDON(行灯)”?
行灯ってご存知ですか?
そう、時代劇とかで出てくるアレです。「御用達ー!御用達ーー!」のときのアレです。お侍さんが持って走ってる灯り照らすアレです。
一般的には江戸時代に普及した照明器具のひとつで、竹や木、金属で作った枠組みに和紙を貼り付けて、中のロウソクや油を燃やした光源が風で消えないように作ったもののことを行灯(または行燈)といいます。
部屋の隅っこに置くタイプのものもあるのですが、もともとは持ち運びする前提のものらしく、だから「灯りが行く」で行灯なんだそう。
ちなみに、その明るさは60ワット電球の50分の1しかないので、一個では結構暗いです。でも、だからこその風情は日本旅館とかで発揮されています。
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LET'S ”ANDON NIGHT(行灯ナイト)”!!
「畑で行灯をたくさん作って夜景を楽しもうではないか!」の掛け声のもと、マイファームの働き者たち?が集まって、畑中に行灯を設置しちゃいました。
その数、、、
和紙の行灯が150個
竹筒の行灯が200個
紙コップ行灯が200個
おっと、500個以上となかなかの数でして、設置に5人掛かりで2時間オーバー。
斜めカットした竹筒を土にコンコンハンマーで打ち付けたり、
和紙を広げて、中にロウソクを設置したり、
伝説のアイ◯シュ◯インさんやスティー◯・ジョ◯ズさんにご挨拶したり、
前夜の金曜ロードショーを思い起こして、カッコいい豚みたく大空に飛び出したい気持ちを抑えてみたりと楽しんで設置していたらあっという間に外が暗くなってしまいました。
そして、いよいよライトアップ☆
良い子がお家に帰る夕方5時。夕焼け小焼けにさよならすると、一気に辺りが暗闇に包まれて、頼りなかった行灯の光がぼんやりと畑を照らし出します。
あとは言葉は不要でしょう。どうぞご覧ください。
農家さんが夏~秋にかけて行灯を灯すことで、虫除けや五穀豊穣の祈りを込めたという文化的な名残も持つ畑での行灯。近くを通るご近所さんが足を止めて、写真を撮りながら「キレイだなぁ」と呟いたのですが、一昔前までこういう風景が、自然と農と人の暮らしがとても身近なものだったのかなと感じる一幕でした。やはり私たち日本人は根っからの農耕民族なんですよ。
暮らしに灯りを~、温もりを~♫
これからも自産自消のある暮らしを大事にしていきたいですね。
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