マイファームも、今年の9月に、10周年を迎えます。創業期から、理念として掲げているキーワードは、「自産自消」。
その意味って？
ホームページや会社の概要書には、「農業が好き、自然が好き、野菜が好き、といった言葉であふれる世界観を表し、そこから得られる気づきを大切にすること、、」などと書かれています。
そのライフスタイルは、体験農園や貸し農園や家庭菜園の野菜づくりのサービスに置きかえると、決して、
・育てるお野菜の種苗は用意されている
・育て方のテクニックを、現地のスタッフが教えてくれる
・種をまいたら、次は収穫のときに来ればよい
というものではありません。
今は気候がいいけれど、雨のときもあれば風が強いときもある。暑い日も寒い日も、季節は流れて、そこに携わる人の感情も、そのときどきで様々。
そんな一喜一憂を通して楽しむ野菜づくりが、「面白い」。
その楽しさを伝えるのが私たち農園のアドバイザースタッフ、というわけなのですが。
ただ単に野菜の育て方が伝えられるだけではない。それと、「教える」のではなく「伝える」でないといけない。ライフスタイルの伝道師として、私たち従業員のパワーアップが今年も引き続き欠かせません。
よい潮流として、野菜づくりを存分に楽しむことができるようになった利用者の方が、スタッフに、つまり従業員側にまわってくる流れが多くなってきました。
楽しむ側、楽しみ方を伝える側、そんな垣根もありません。
ちなみに、奥の深いこの「自産自消」という理念。向き合い続けられて10年の代表者の西辻さんほど、言葉そのものの本質を私もまだまだ理解しきれていません、おそらく。
これは、学習して理解するのではなくて、考えに考えて実体感した経験の数によって、一歩一歩近づいていくものなのかもしれません。
今年もよろしくお願いします。
マイファーム 種まき事業部 田村征士
