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野菜づくりレポート
2017.10.23

農天気 小野さんの一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ【vol.12】

皆さま、こんにちは!
種まき事業部のませです。
台風接近で、農園の様子が気になってしょうがないですよね、、、雨続きでなかなか農作業もできず、台風が去ったらやりたいことがあれこれ、、、!
そんな雨続きの畑でぜひ行って欲しい裏技を、株式会社 農天気代表 小野淳さんの「一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ」で今回はご紹介いたします!
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第12回『長雨のこんな時だからこそやってほしい、ひと工夫』


 
長雨の末の台風で踏んだり蹴ったり感もありますが・・・
皆さんの畑は無事でしょうか?
いまのところうちの畑は大丈夫です。

※大雨だとこんな感じで水没しちゃうこともあります・・・
本来10月の中旬は20℃台の気温と秋晴れで野菜がぐんぐん育つ時期のはずですが低温日照不足で今後の生育が心配されます。
とはいえ、去年は11月に積雪があったりと「いつもどおりにはなかなかいかない」というのはもはや毎年のことです。
ヤキモキするよりは今できることをやった方がいいですね。

そこで今回おススメする裏ワザは根腐れ防止の中耕です。



※根腐れしたダイコン。こうなるとショックですよね。
念のために説明しますと、植物の根っこも土の中で呼吸しています。
「ふかふかの土」がなぜ「いい土」といわれがちかというと、スポンジのように空気をはらんでいるために微生物が活性化するとともに根も呼吸ができ伸びやすくなるからです。
しかし今回のような長雨が続くと、根の呼吸はずいぶんと制限されているはずです。
これで台風一過、気温上昇するとこんど蒸れてしまい、より根腐れが起こりやすくなります。
土の質にもよりますが、より粘土質にちかく水はけの悪いところでは長雨などにより根の呼吸が阻害され根腐れを起こす可能性が高まります。
そもそも水はけの悪い田んぼの跡地で野菜を育てたりする場合は畝を高めに立てるなどして水はけを確保することが多いですね。逆に砂地など水はけのいい場所では畝を立てないことも多いです。
ちなみにモンゴルの乾燥地帯では畝を立てるのではなく逆に溝を掘って底で野菜を育てて乾燥から守るそうです。
湿度の高まりすぎた土に空気を送り込み根の生育を手助けするために、このような雨のときは畝間を軽く耕し、あるいは溝を切ることをお勧めします。
この長雨で除草もできていなかったと思いますので、それも兼ねてちょっと深めに耕すということでもだいぶ土の息苦しさが緩和されるでしょう。
こればっかりは土質によって異なるので一概には言えませんが、せっかくの秋作を台無しにしないためのひと手間と思って試してみてください。

※クワで軽く耕すだけで土の空気層は大きく変わります。
\\今までの「農天気 小野さんの一歩踏み込んだ 家庭菜園の裏ワザ」はこちら!!//
■第1回:『「マニュアルどおりにしっかり栽培」だけじゃツマラナイ』はこちらをクリック
■第2回:『夏場のトマトを長く収穫し続けたい』はこちらをクリック
■第3回:『夏から秋へ狭いスペースでうまく栽培品目を切り替えるには』はこちらをクリック
■第4回:『秋ジャガイモを失敗しないコツ』はこちらをクリック
■第5回:『ダイコンが「カツオの一本釣り」となる前に』はこちらをクリック
■第6回:『植えたばかりの苗を虫に食われないようにするためには?』はこちらをクリック
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文・写真  小野淳
㈱農天気 代表取締役 農夫
NPO法人 くにたち農園の会 理事長
東京・国立市を拠点に幅広く農体験を提供
著書「都市農業必携ガイド」(農文協)
監修・実演「菜園ライフ~本当によくわかる野菜づくり」(NHKエンタープライズ)
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