マイファームつくる通信副編集長の松嶺です。
自産自消を広げるべく、「人」にフォーカスして、取材したり、写真撮ったり、執筆したりとマイファームつくる通信を制作しています。
毎月発刊する月刊雑誌ですから、そりゃ~面白い人との交流がたくさんありまして、その中でも今回は「現役学生さんってすごいな」という裏話をしたいと思います。
★マイファームつくる通信とは
■農に関わる現役学生の声から生まれた企画
2018年9月号から始まった「Unlearn~次世代の目線~」というコーナー。
この企画は知り合いの現役大学生のつぶやき、というか文句?から始まった企画です。その大学生の声というのが、
「大学の研究ってお金もらえるわけでもないし、褒められるわけでもない」
「論文書いても半分近く赤字訂正で返ってきてたまに自分の研究なのかと思う」
「正式な文書にすると派閥とかいろいろあるから主張するのって難しい」
と、こんな感じです。もちろん、一部の優秀な学生さんはお金もらえるだろうし、ちゃんと成果を出せれば主張できる立場になるかも知れませんが、こういう学生さんって意外と多いのでは?と思ったのです。そして、そういう人ほど世の中にインパクトのある意見を隠し持ってるのでは!と思いました。
■現代を生きる大人だからこそ必要な学び直す力
Unlearnとは、学び直すという意味です。復習するのではなく、今までの当たり前とか既成概念を一旦リセットして、学び直すのです。
これってすごく難しい話です。今まで当然と思ってたことを一度疑って、学ぶってめちゃくちゃパワーが要ります。ただでさえ変化が激しい世の中ですから、当たり前の経験くらいそのままにしておきたいですよね。
でも、実はこの考え方が現代社会では非常に重要。
正解ルートのない100年時代だからこそ、今までの当たり前を学び直して、自分なりの腹落ちどころを見つけないといけないからです。
■1300字に込める想い
こういう経緯で始まったUnlearnのコーナー。これがやってみると意外と大変でした。何がって、学生の伝えたい想いがハンパないってこと。どれくらいかと言うと、サッカー日本代表の大迫選手並にハンパないって!(笑)
すみません。言いたいだけです。
現在制作中のものも含めて、すでに5人とやり取りして来たのですが、1300字に込める熱量がすごいです。まとめるために、倍以上の下書きを書いてくる人もいます。
自分の伝えたいこと VS 研究者としての立場
のバチバチ感が火花散らしてます。
そこで、大事にしてもらってるのが「日本の農についてどうなってほしいか」というもの。すると、葛藤しながらも伝えたいことがすっと定まるようです。共通しているのは「日本が平和になること」を願って勉強していることでした。
そんな想いを1300字に託してくれています。
■読者の皆さんへ
学生にはリレー形式でバトンパスをしてもらっています。だから選ばれるのはランダムでして、私の意図が介入してません。バトンはついに海を越えて、オランダの大学まで行ってしまいました。恐るべし学生のネットワークと熱量!
という訳で、読者の皆様にお願いです。
これからの未来を考えて戦う学生の素直な声を受け止めてください。
そして、できれば紙面の学生プロフィールにある連絡先まで声を届けてみてください。
世代間とかいろいろな立場を超えた声が、未来の日本をつくっていく。
そんな気概で私は今日もドライアイと戦っています(笑)
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