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【連載】農天気代表 小野淳さんの『農』天気ブログ(終了)
2019.06.14

農天気代表 小野淳さんの『農』天気ブログ /留学生による田植え体験をやりました

農天気代表 小野淳さんの『農』天気ブログ


 

留学生による田植え体験をやりました


 



東京、多摩地域は武蔵野台地といって火山灰土による大地となっています。水はけがよく畑地としては適しているのですが水田が少ないのが特徴です。

 

東京都の水田ほとんどが多摩川流域に集中しており、私のいる国立市も多摩川流域に当たるため元々は貴重な穀倉地帯だったようです。とはいえ、それも年々宅地に変わっていくので、水田と住宅が入り混じって残されています。

 

「府中用水」といって江戸初期に開通した農業用水から手掘りの用水に引き込んだものをいまだに使っています。5月から9月の田植え~稲刈りシーズンのみの開通なのですがその間にフナ・ナマズ・ドジョウ・メダカ・ザリガニなど多摩川の魚たちが大量にやってきては産卵していくため、生き物好きにはたまらない季節となります。



そんなわけで生き物好きの私としてはすでにソワソワする季節なのですが

今年からは水田の面積も拡大し、いままで親子体験一本でやっていたところを色々と新しい挑戦を始めようとしています。

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ということでやってきたのが留学生たち

学芸大学で日本語を学んでいる皆さんなので、日本語でのコミュニケーションが取れます。

トルコ・アメリカ・ブラジル・タイなどさまざまな地域からやってきているとのこと。

 

タイヤブラジルの一部にも水田はあるということでしたが、皆さん初めての体験。

一通り種まきから収穫までのプロセスを説明して、さっそく水田に入ってもらいます。



単純に裸足になって泥に足を突っ込むだけでなんとも独特で、つい笑みがこぼれます。



紐に30㎝間隔で印をつけて、それを目印に苗を二本づつ植えていくという昔ながらのやり方。最初は手馴れませんが何度かやっていくとすぐに皆さんコツをつかんでいきます。



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しかし、私自身も自分たちの農園で水田を始めるまで一度も田植えをしたことがありませんでしたが、日本人であっても田植えの経験率はずいぶんと下がっているだろうなと思います。

日本に稲がやってきた時期については諸説ありますが、稲と水田によって安定的に食料が確保でき、保存も可能になったことで日本の人口は爆発的に増えたと言われています。

 

言わずもがなですが、お互い様の農村文化や、収穫祭などの年中行事など稲作こそが私たち日本人の社会の基本となっていということは疑いようのないことでしょう。だからこそ皇居にも水田があって天皇も毎年田植え、稲刈りをするということです。

 



※田植え前には恒例の「どろまみれ」イベント。泥フラッグレースの様子

 

今回は留学生向けに日本の文化に触れてもらう経験ができましたが

もっと、あちこちの水田でこうした体験ができるようにしていきたいですね。

 

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文・写真  小野淳
㈱農天気 代表取締役 農夫
NPO法人 くにたち農園の会 理事長
東京・国立市を拠点に幅広く農体験を提供
「都市農業必携ガイド」(農文協)
監修・実演「菜園ライフ~本当によくわかる野菜づくり」(NHKエンタープライズ)
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